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*音響メディア 1 class 4 (ダムタイプ)
ダムタイプ dumb type
1984年、京都市立芸術大学の学生を中心に結成。特定の主催者を持たない集団で、ビジュアル・アーティスト、建築家、作曲家、振付け師、コンピュータープログラマーなどさまざまなジャンルのプロによって構成され、学生劇団として公演を行った後、1986年の大阪演劇祭に参加。1988年には東京で「プレジャーライフ」を上演。この作品はNY国際演劇祭に参加し、さらに西ドイツ、イギリス、デンマークを巡回。1990年には「pH」を発表し、7カ国11都市を巡回、イタリアでsolo d’Adaptation賞を受賞。そして1994年「S/N」を発表。HIV/同性愛/人種/国籍など、ボーダレスな関係をテーマとした作品は世界的にも大きな反響を呼ぶが、くしくもその公演中にメンバーの中心的存在であった古橋悌二がHIV感染免疫不全による敗血症で急逝。その後1997年「生と死」をテーマにした「OR」を発表。演劇という枠を超え、インスタレーション、ビデオ、写真、そしてグローバルに活動するその様子は国内外で高く評価されている。かれらの制作プロセスは”ワークインプログレス”という、ひとつの作品をどんどん進化・発展させながら作り上げていく方法をとっており、その時のベストの状態を発表している。
1997年2月から3月にかけてフランス・モーブージュのLe Mane`geの協力を得て現地に一ヶ月滞在し制作、同劇場で初演された。舞台は何もない真っ白な空間で、半円筒形の白いスクリーンだけで構成される。そこでは自己と非自己のボーダー、「死をごまかす方法」についての様々なイメージの投影、そしてそれらの概念をスィッチ・オン/オフする試みがなされる。これは、生と死の間に横たわるグレーゾーンにまつわる考察である。
映像演出=高谷史郎、音楽編集=池田亮司
Class 4 レポート
・ダムタイプの作品から感じられるテーマやメッセージについて、演出手法を基に400字程度で述べて下さい。
(注意事項)
この授業はオンデマンド形式で、全授業でレポート課題が出ます。レポートは評価の重要な要素ですので必ずMaNaBo で締め切りを確認しそれまでに提出して下さい。締め切り以降は提出されても未提出扱いになります。また単にコピーペーストのレポートは減点の対象になりますので呉々も気をつけて下さい。
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