Tom Dowd (トム・ダウド 1925 – 2002)
トム・ダウドは、レコーディング・エンジニアとして、また音楽プロデューサーとして伝説的な手腕を持ち、R&B、ロック、ジャズ、ソウルといったアメリカの音楽界の名盤に重要な役割を果たした人物である。彼は、1925年10月20日、ニューヨーク市に生まれる。若い頃から数学と物理学に長け、16歳から20歳まで、コロンビア大学でマンハッタン計画にかかわった。1946年には陸軍工兵隊の軍曹として、ビキニ環礁での原爆実験の放射線を調査する専門家チームを監督。除隊するとすぐに彼は、その科学的な知識を、レコーディング技術の変革に適用し始めた。アトランティック・レコードにいた間の彼の先駆的なバイノーラル・ステレオ・レコーディング技術、また、それ以降の8トラック・コンソールのデザインは、レコーディング業界を近代化させるものだった。
トム・ダウドはセロニアス・モンク、レイ・チャールズ、ボビー・ダーリン、ジョン・コルトレーン、ダスティ・スプリングフィールド、アレサ・フランクリン、オーティス・レディング、クリーム、オールマン・ブラザーズ・バンド、レーナード・スキナード、ロッド・スチュワート…といったアーティストたちのレコーディングに、エンジニアまたはプロデューサーとして関わり、他にも数え切れないほどの高名なミュージシャンたちと仕事をしている。また、こういったアーティストたちと公私にわたって強い絆を築き、エリック・クラプトンとはクリームに始まり、アルバム『いとしのレイラ』でパートナーシップを発揮し、ほかにもいくつかのソロ・アルバムでコラボレーションしている。
2002年2月のグラミー賞で、多年にわたる功績を讃えられ、功労賞を受賞し、多くの仲間や家族達に祝福された彼は、同年10月27日、77歳の誕生日の一週間後に亡くなった。しかしトム・ダウドの名は、彼の人望と音楽業界への業績と共に、忘れられることはないであろう。
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class 13 レポート
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